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HPVワクチンの信頼できる情報一覧をまとめました。

CATEGORY:医療関係者のみなさまへ

投稿日時2020.10.25

更新日時2021.06.07

執筆者 医師:重見大介

みんちゃん

HPVやワクチンのことを調べたいんだけど、いろんな人が違うことを言っていて、どれが信頼できる情報なのかわからなくて困ってるんだ。


パピちゃん

今は様々な情報が散らばっていてわかりにくいよね。省庁や専門家の学術団体など、信頼できる情報を整理してみよう。

 

せっかくHPVやワクチンのことを調べてみようと思っても、インターネット上には無数の情報が溢れ、どれが信頼できるのかわからない状況です。

ここでは、産婦人科医の目線から、信頼できるウェブサイトをまとめています。

※ 専門的な表現も含まれていますので、分かりづらい表現がありましたら、以下の記事についてもご参照いたければ幸いです。

 

日本の省庁や公的医療機関など

省庁や公的機関では、公開する情報は科学的根拠に基づいているか等、非常に慎重に事前の調査がなされ、公開後も研究などの進展に合わせて更新されます。

まず、チェックしておくべき情報と言えるでしょう。

【厚生労働省】

*こちらは2020年7月時点で「改訂案」のものになります。

【国立がん研究センター がん情報サービス】

 

専門家の学術機関(学会や医会)

産婦人科や小児科の医師で構成される学術機関(学会や医会)も、公益に資することを目的としており、信頼のおける情報を掲載してくれています。

産婦人科では女性自身への、小児科ではお子さまへの視点から情報がまとめられていますので、うまく使い分けられると良いでしょう。

【日本産科婦人科学会】

 

【日本小児科学会】

 

【東京小児科医会】

 

海外の主要機関

HPVやワクチンに関しては、日本だけでなく世界中で重要なものだと認識されています。

このため、世界各国の主要機関からも多くの情報が発信されています。

英語になりますが、ぜひご参照ください。

なお、国によってワクチン接種対象者の年齢やスケジュール、公費負担制度などが異なりますので、必ず日本の情報をご確認くださいね。

【世界保健機関(WHO)】

 

【米国疾病予防管理センター(CDC)】

 

【米国産婦人科学会(ACOG)】

 

【米国小児科学会(AAP)】

 

【オーストラリア政府】

 

まとめ

このように、日本でも世界各国でも、HPVに関する情報がオープンになっており、いずれも「子宮頸がん予防のためにHPVワクチン接種を推奨する」と述べられています。

信頼できる情報をもとに、しっかりとした予防をしていきましょう。

 

みんちゃん

一般の人が個人的な考えを書いているブログのようなものじゃなく、こうした公的機関の情報をきちんと知ることが大事なんだね。


パピちゃん

そうだね。世界中の何万件もの研究や調査で得られた成果を根拠にして、公的機関は情報を掲載してくれているからね。ぜひ家族や友達にも紹介してね。



執筆者 医師:重見 大介

重見 大介