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子宮頸がん検診は具体的に何をするのか【検査がスムーズに終わるポイントを解説します】

CATEGORY:HPV感染症や子宮頸がんについて知りたい方

投稿日時2020.08.23

更新日時2021.06.07

執筆者 医師:三ッ浪真紀子

本記事では子宮頸がん検診は具体的に何をするか、検査がスムーズに終わるポイントをお話します。

子宮頸がん検診は具体的に何をするか、検査を受けるときに注意していただきたいことをまとめました。

※ 専門的な表現も含まれていますので、分かりづらい表現がありましたら、以下の記事についてもご参照いたければ幸いです。

実際の診察:①問診表の記入

子宮頸がん検診ではまず、自覚症状や月経の状態、出産経験や婦人科に関わる病気の有無などについての問診表を記載があります。

書きにくい項目もあるかもしれませんが、診察を行う上で重要な情報になりますのでしっかりとご記入ください。

実際の診察②:視診、細胞診、触診

スムーズにいけば診察は2.3分もかからず終わります。

大まかな流れとしては、以下の図を参考にしてください。

診察の流れについて説明します。

  1. 下着を外した状態で、内診台(回転する椅子のようなもの)に乗ります。
  2. 台が動いて仰向けで膝を開いた診察の体勢になります。
  3. 子宮頸部を観察するため、腟に器具を入れます。(ここで違和感・痛みを感じる方がおられます。)
  4. 子宮頸部を専用のブラシで擦ります。
  5. 腟側とお腹側から手で挟むような形で、子宮と卵巣の形や大きさを観察します。
  6. 台が乗り降りできる状態に戻って診察終了です。

診察時間は全部で数分程度、痛みがあるかもしれない部分は1分もかからないことがほとんどです。

上記の「診察台に乗る」→「視診」→「内診」→「細胞診」については、以下の図を参考にしてください。

 

検査時の注意事項

診察は身体の力が入っていない方が痛みを感じにくいです。

太もも辺りの力を抜く、膝をしっかり開くようにすると力が抜きやすくなります。

また、検査の影響で検査後数時間~数日にわたり、性器出血が続くことがありますが、少量であれば心配いりません。

正確な検査結果を得るために、子宮頸がん検診は月経中以外に検査を受けることが推奨されますが、性器出血が10日以上継続する場合は、病気が隠れていることもありますので婦人科を受診してください。

 

まとめ

子宮頸がん検診は短時間で終わる検査です。病気の早期発見のために受診しましょう。

執筆者 医師:三ッ浪真紀子

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